Remake flow リメイクの流れ
1デザイン決定
リメイクしたい着物がある方、まずはお気軽にお問い合わせください。「いつどんな時に着る予定なのか?」「デザインのイメージ」など先にお話をお伺いさせていただきます。
2着物のお預かり
着物をお預かりさせていただきます。着物を持ってご来店していただいても郵送でもどちらでも結構です。
3着物の点検
古い着物はしみや汚れの他に肩の焼けにも注意します。着物を開いた状態にしての部分と見比べます。見た目に傷んでいなくても、ひざや裾などの力のかかる部分や衿は、布地をたてよこに引っ張っても弱くなっていないか確認します。
4着物のほどき
ほどく時は衿、袖、おくみをはずし、それぞれの縫い目をほどいていきます。縫い目を左右に開き、糸を細かく切りながら丁寧にほどきます。古い着物は縫い目が布になじみ、糸のすべりが悪くなっているので、絶対に引っ張ったりしないで布を傷めないように丁寧にほどきます。
5着物の洗い
カビ・臭いを取ります。縮緬や縫取り、地模様入りの着物などは特に縮みが激しいので必ず縮地をします。この時きちんとこの工程をしないと後々型崩れを起こす原因になります。
6防縮加工
着物の絹は洗うとたんぱく質が流れだし光沢、風合いが損なわれます。これを復活させるためにたんぱく質を補い、熱処理をします。
7仮縫い
洗いで取りきれないシミ、汚れ、傷みの部分を避けてパターン(型紙)を置き、避けられない場合は見返しや縫い代部分に使い、目立たない様にします。
総柄の場合は、柄の上下があるかを確かめ、型紙の上下に注意しながら配置をします。大柄・飛び柄の場合は、デザインをする時に柄の配置が着る方の体形や顔写りに合わせて決められているのでパターン(型紙)がずれないように置いていきます。
着物生地には綸子のような柔らかい布から、紬のように張りのある布、帯のような硬い布があります。それぞれの性質にあった生地のゆとりを計算しながらお洋服の出来上がりサイズより大きくカットをし、しつけ糸で縫い合わせお洋服の形に作ります。
8フィッティング
ドレスが体に合うように実際に作るドレスと同じ裁断で縫ったものを、実際に試着してサイズやデザインなどを調整していきます。
9補正
本縫いの前に最終の調整させていただきます。
10本縫い
仮縫いを終え、微調整などを踏まえて、実際の生地を使っての制作作業です。
本縫いが始まり、実際にドレスになっていきます。